旅をしている人
田原 晋

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2011.02~03地中海4・スペイン

20110221~0311 Mediterraneo4・Espana
Barcelona~[Mallorca~Valencia~Andalucia]~Madrid 
バルセロナ~[マョルカ~バレンシア~アンダルシア]~マドリッド
旅の前)ブログが変わって、その手入れがうまくいかず、そのうち風邪をひいて調子が悪い。人間、こうやって老いていくのかと思ったりする。ともかく、健康に留意して、旅の準備を忘れ物がないようにしなければならない。その前にある会合で、こちらの旅について話をすることになっている、ありがたいことだが大変。


1・2月21日(月) 六甲島発 08:28~関空着09:25
KLMオランダ航空 KL868  11:00 大阪 (関西国際空港)~ 15:15 アムステルダム
KL1675  16:40 アムステルダム~18:50 バルセロナ
 久しぶりのKLM、偏西風が強いのかやはり12時間のフライトは長い。economy comfortという少しだけゆったりの席があってお年寄りが多い、次回尋ねてみるか。
 バルセロナ、バス乗り場すぐにわかって乗車5eur、カタルーニヤ広場、観光客はほとんどここで降りる。i(旅行案内所)で方向を確認して歩き出す。ホテルまでの道は繁華街、大変な人、なにも心配はなかった。予約のホテル、部屋狭くガッカリ。シャワーを浴びる気もなく、そのまま寝る。  hotel banys orientals 1泊
 *後でわかったがバルセロナは大変な観光地になっていて、連れ合いと来た30年前とはまるで違う都市だ。


2・2月22日(火) Barcelonaバルセロナ
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5:00起床シャワー洗面洗たく、ホテル朝食別料金だが、とてもおいしく感激。9:00出発、郊外電車でガウディ・コロニアグエル地下教会へ。10:00開場、不便な場所だし誰もいないと思ったら日本人2人の先客、世界遺産になり金網がめぐらされ屋根が修復(というより新設)されて、外観は出発前見てきた二川さんの写真とあまりにちがって驚く。でも内部はさすが、しばらく椅子にすわるが、そのうち人が多くなり(ほとんどが日本人)引き上げることにする。(ともかくガウディは大変な人気、だがここの人気は地球の歩き方に彼の最高傑作と書かれたためのような気もする)。写真はあきらめて内部の大きな絵はがきを求める。
そのまま地下鉄を乗り継ぎ宮殿内の陶磁器、装飾、衣装美術館へ、ここは嘘のように人が少ない。陶器の絵付けはとても面白いが、磁器になるとつまらなくなる、なぜだろう?
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カタルーニヤ音楽堂のロビーで遅い昼食、ガラス張りの場所。以前ここは屋外だったと誰もいなかった30年を思い出し、ついカメラを向けると係員が走ってきて撮影禁止と言う。見学ツアー12eurも長蛇の列。明日のコンサートのチケットを求める、プログラムのわからないまま売り、48eur払うのだから悔しい(30年前は入ることができなかった)。
近くの旅行代理店でマヨルカ島へのチケットを買う(4人部屋寝台・94eur、帰り昼便・58eur)。帰りは飛行機にすべきだったと思ったりする。ともかく予定が決まった。夕食はきのこのリゾットとイカのリング焼きサラダにお茶20eur。部屋に帰って20:00、TVはリビア、疲れて就寝22:00。   hotel banys orientals 2泊

3・2月23日(水)  Barcelonaバルセロナ 
6:00起床、朝食はホテル横のカフェでサンドとカフェオレ5eur。9:30出発、カテドラル前はツアーをふくめ沢山の日本人旅行者。現代美術館は11:00開場、裏の大学のカフェで待つ。
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Rロジャース設計の白亜の殿堂は大変な人気。MACBA Museu d`Art Contemporani de Barcelona、 建物の半分は斜路で、そこを歩くのが楽しい(同じように半分を階段と通路にする安藤忠雄と似ている)。常設展示、現代美術は国によって収蔵する作家がまるで違う。そこが面白いというか、日本やアメリカの常識が通用しない。高齢者は無料、感謝。
繁華街のランプラス通りを歩き、途中の市場で食事(観光客ばかり)、海岸まで。さすが疲れ、部屋で休む。
17:00地下鉄でJヌーベルのアクバルタワーへ。
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指というか男根というか先端も曲面の丸ビル。アラブ石油資本のオフイスビル、当然中には入れてくれない。色タイル壁の外側にガラスのルーバー、その操作で外観は複雑に変化する。同じく見に来たNZの女性と面白いですねと笑いあう。通りをはさんで大ショッピングセンターがあるので、そこで食事(スープとパン)。先ほどの女性にまた会う。19:00帰室。
20:00出発、カタルーニヤ音楽堂へ、やっと入ることができた、期待通りの豪華な内部。
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21:00開演。大熱演のファド、楽しかった。終演23:30、長い1日だった。CDを求め、帰国後聴くとまるで違う曲調(若い頃か)、Maria Coma不思議な女性だ。                hotel banys orientals 3泊

4・2月24日(木) Barcelonaバルセロナ~
 7:00起床、ホテルで朝食。チェックアウト、荷物を預けて出発。ガウディ最初期の作品(これでモデルニスモ運動がスタートした)、カサ・ビセンス(邸)、道路から外観がよく見える。地下鉄の駅で先客だった女性2人組に声をかける。今回はバルセロナだけで5日間とのこと、大正解ですねとほめて差し上げる。
 カサ・バトリョ、カサ・ミラ、大通りに並んだ代表作は屋上まで大変な人、それに以前泊まったホテル。見上げただけで、サグラダ・ファミリア聖堂まで歩くことにする。
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遠望する日当たりのいいカフェで一休み。大変な人だ。入場12.5eurまで30分、エレベーター2.5eurは1時間待ち、仕方がない。
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聖堂ができていて3年前とはまるで変わった状態、でもまだまだ完成は遠そう(でも、完成したら他の作品とはまるで違う感じがするだろう)。
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 もう16:00、アクバルタワーのSCへ。夕食はピツァ、カフェでお茶、絵はがきを投函。ホテルで荷物を受け取り、港へ。19:30待合室、22:00乗船。これまでになく快適なフェリー、4ベッドの寝室に3人。23:00出航、8時間の旅、お互い挨拶はしたが話はせずに寝る。           Acciona社 ferry泊


5・2月 25日(金) ~Mallorcaマヨルカ palma de mallorca
 6:30放送、7:00到着。各自に出発、7:30バスで中心のスペイン広場、カフェで朝食。iはまだ閉鎖中、歩き方の地図でホテルへ。前払い、早朝なのに20分待つと部屋に入れてくれる(日本のホテルと違うところだ)。
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一息ついて町へ、街路に棕櫚や椰子があって南国の雰囲気、街並みもどこか違う。中心にそびえ立つカテドラルと宮殿(要塞)、イスラムの影響がある。ショップに伝統的な粘土人形(という説明あり)があって驚く。町の土産物屋にもあるがレベルがまるで違うので、戻って購入(これについては思い出すことがあり、別記したい)。
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期待の博物館は閉鎖中だが、受付の後の棚はショップらしく、本を見せてもらいカードとイスラム模様?の茶碗14eurを購入。
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もう行きたい場所がなくなり、海岸の公園や広場のカフェで時間を過ごす。遅い昼食はレストラン、スープと魚のグリル(特別おいしくはなかったが満足)30ur。部屋で休み、17:30また外へカフェはもう閉店、子供連れの店でベーコンオムレツの夕食。部屋でお茶、短かったが来てよかったと思う。テレビはリビア情勢一色。
   Hotel Almudaina泊

6・2月 26日(土) マヨルカ10:00発~バレンシアValencia21:00着
 6:00起床、荷物整理。7:30ホテル出発、スペイン広場でお茶、ちょうど24時間の滞在。バスで港へ、9:00乗船10:30出航、カテドラルが遠ざかっていく。
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もっといいシーズンに来て(冬季は閉店も多い)、人形のこと街並みをもっとゆっくり見たいものだ。昼食(開店時間は13;00~14;30)は鳥の足、売店で水夫のジャケットを求める。途中イビサ島に寄る約2時間の遠回り、21:00やっと到着。
親しくなった皆さんに別れてタクシーで駅前へ12eur。駅前は大変な賑わい、人ごみの中でホテル探し(人のいない町でのホテル探しと覚悟していたが、その逆で驚く)、広い部屋で満足。遅い夕食は、向かいのカフェでハンバーガー。シャワーを浴びて就寝。            バレンシアHotel Sorola 1泊

7・2月 27日(日) バレンシアValencia
7:30起床洗たく、朝食おいしい(別料金になるとそうなる)。
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町へ、カテドラル、ラ・ロンパ(イスラム王宮跡ホール)市場(日曜で閉館、モデルニスモ建築)、すべての建物に装飾多く(イスラムゴシックバロック新古典)どこか南国が感じられ、どことも違う都市の雰囲気。
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貴族建物の国立陶磁博物館も楽しい(陶磁器はイスラム以来の描画模様志向が、現在になって焼き味の追求をしている・日本の影響?)。
昼食はレストランで、サービス定食(前菜カルパッチョ、メインは魚にデザートと各数種から選んで17eur)大満足。町はお祭りで、楽団先頭の伝統衣装や制服の一団が合唱やシュプレヒコールを上げながら行進している。子ども若者の団体も多く、後ろに保護者。それぞれコース自由に歩いている。
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2時には中央広場で真昼の花火大会、白煙に色光、ぎっしりの人波。30分で終了。行進は夕刻まで続いていた。夕食はタパス(バーのカウンターに小サンドが並んでいて、どれも同じ値段、この一般化がスペインの食習慣をファーストフード化したように思う)。さらに中国かタイ風の焼きそば。
バスターミナルで調べると、マラガまで海岸を行くと11~13時間。一方、マドリッドまで新幹線が通じていて2時間半、そこからマラガという遠回りの方が時間的に速い。
出発前友人にすすめられた山の街クエンカが、途中にあるので立ち寄ることにする。
Hotel Sorola2泊

8・2月 28日(月) バレンシア~クエンカCuenca
 6:00起床ゆっくりと荷造り朝食、8:30出発。駅からシャトルバスで新幹線駅へ(90年頃完成?)カフェでお茶。
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10:05発11:02着(41eur)。クエンカの新駅も町から遠く離れた丘の上、連絡バスで従来駅前へ。新幹線の明日の時間を調べようとしたら、すべて新駅でとにべもない。
 山の街やはり寒い、雪まで舞っている。ホテルは2つ星26eur安い。iで地図をもらい歩き方を教えてもらう。山へ向かって歩く、途中日本人ツアーらしきバスとすれ違い手を振る。古い歩行者専用鉄橋を渡って町へ。町のシンボル「宙ぶらりんの家」が見える、月曜で入れず。
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山の町は修復が行き届いて、さらに美術大学、現代美術のギャラリーを持つファンデーションが多く、高級ホテルもある(知的な国際芸術村?)、こんな場所に?と日本の感覚では信じられない。昼食のレストランは満員、一人客はこちらだけで落ち着けず36eur。 
 17:30ホテルで一休み。18:00ふもとの町を散歩、寒い。カフェでホットショコラ。20:00ホテル前のバーで鳥のから揚げ(なんと1eur)、部屋でお茶。ともかくこれまでとはまるで違う寒さ、早々に就寝。
  Albelto Hotel (26eur) 泊

9・3月 1日(火) クエンカ~(マドリッド)~マラガMalaga
6:00起床7:30チェックアウト、タクシーで新駅へ。マドリッドまでの切符を購入36.7eur(乗車券はマラガまで、という買い方はできなかった)駅の外装は穴あき鉄板(厚さは約20mm、この外装はよく見かけた。モーロ人の穴あき大理石の影響かな?)それを撮る(朝日が真横から当たって、影がおもしろい)。
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img20110410093619493列車はほぼ満席8:50発~10:00マドリッド・アトーチャ駅到着。マドリッド~マラガのチケット53eur、(シニア割引を思い出しそれで購入)。熱帯植物の庭を望むカフェでサンドイッチ昼食6eur、やはり都会だ、やっと落ち着く。
マラガ行き11:35発~14:07着、遮光ガラスを見る風景はどこか夢のよう、イヤホーンからはセミクラッシック(30年前にはなかった新幹線Ave)よくぞ一人で旅をしているものだと、感傷的になる。
また南国の町に到着。駅から中心街へは結構な距離、やっとこちらにふさわしい安ホテルを見つける。一休みして町へ。海辺の中央広場からカテドラル。さらに坂道を登ってモーロ人の城へ。
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アルハンブラほど繊細ではないが、彼らの平均的なセンスという感じ、期待していなかっただけに大感激。彼らの時代があったことはスペインに、いやヨーロッパに良かったと思う。町に戻ってケーキとお茶で一休み。民俗博物館も楽しかった(建物は17世紀の旅籠)。ピカソの生地だが美術館はパス。夕食はホテル隣のバー、カウンターの料理を指さしで求める。部屋でお茶。        Hotel Venecia 泊

10・3月 2日(水) マラガ~アルへシラスAlgeciras~タンジェTanger(モロッコ)
 7:00起床、隣のバーで朝食(クロワッサンとお茶2.5eur)、散歩(海岸~カテドラル~市場)。チェックアウトして駅へ歩くが、道に迷い疲れる。Ave終着駅は商店街を併設、そのカフェで一休み。バスは11:00発。
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グラダナからのバス、若い日本人(藤浪葵さん)がいて隣に。なんと今日中にモロッコへ行くという。(こちらは到着してから調べるつもりだった)13:00アルへシラス到着、そのままフェリー乗り場に。
14:00発のフェリー(マヨルカ島へ渡ったのと同じ船会社、なぜか少し安心)に乗船・往復52eur。船内で入国手続き、2時間で到着。時差があって15:00。200eur両替。送迎バスでTangerタンジェへ(町とは離れた新港に着く)。彼女の持つガイド(歩き方)に言われるまま海岸を歩く。やがてホテル250(道路側の部屋)、彼女は200を決め、一息ついた後、町へ出る。繁華街は大変な人、男たちはカフェに坐っている(チュニジアと同じ)、
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眺めのいいテラスで、ヨーロッパを望む。皆さん気軽に話しかけてくる。若い彼女は大変な人気、彼女もまた愛想がいい。歩くうちに日が暮れ、夕食は揚げ海鮮の盛り合わせ、スープ、羊リブ。278。夜暖房なく寒い、慌ててカイロを出す。22:00就寝。 Hotel Magestic 泊 (250dh)
 *藤浪 葵さん・4月から就職、その前1か月の旅、スペインとローマ。小さなリュックひとつ、すべてに前向きで、すっかり感心した。彼女がいてくれたおかげで、こちらの旅も広がった。(別記します)

11・3月 3日(木) タンジェ~アルへシラスAlgeciras      1泊
 6:00起床、ホテルをチェックアウトして(荷物をあずけ)8:00葵さんと一緒に出発。
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町のいちばん高所にあるカスパ要塞跡、カスパ博物館(マラガを見てきた身には、地続きの都市)、メディナをぶらぶら(彼女のすすめるアルガン油を求める)広場でお茶、昼食は羊と野菜を薄焼きで巻いたホットサンド(なかなか美味)。半日の散歩で中心部分はほぼ歩きつくした小さな町。もう一度展望台に寄って(モロッコの女性とアドレス交換できたと彼女は大満足)引き上げる。
13:30バス乗り場14:00バス出発、港でチケット手配、両替、通関して15:30出航。時差があって18:00無事アルへシラス到着。ホテルを決め、彼女は風邪気味でそのまま休む。
 こちらは町へ。鉄道駅で尋ねるとコルドバ行は朝8:45。そのまま散歩、小さいが中央広場、市庁舎、カテドラル、商店街がまとまった町で気に入る。夕食はカウンターの小皿料理(リゾット、シチュー、ポテトフライ)、他国に比べてレストランが少ないように思う。             Hotel Don Manuel 泊28eur

12・3月 4日(金) アルへシラス~コルドバCordoba 
 6:00起床荷造り。8:00葵さんを起こし、出発を告げ別れるゴメンナサイ。8:45発ローカル線のコルドバ行と思っていた列車は、途中から新幹線に入ってマドリッド行。コルドバ到着、大慌てで下車12:00。
iで地図をもらいバスで旧市街へ。雨模様、バス停前のバーで昼食、隣のホテルへ、部屋は1階、窓の外は道路だが、部屋が広くて快適なので決める。洗たく物がたまっている。
30年ぶりのメスキータの中庭は、この季節でも大変な人。入場8eur、入口に日本語のパンフ。メスキータ、以前は確か廃墟のままの部分があったが(前回は夏レンタカーだった)、
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すっかり整備され壁面にはキリスト教の像がピカピカに輝いている。ここも観光地化が進行、それは同時に愛国主義を助長している。パンフによると、ここはローマ時代キリスト教の施設だった、それをムスリムが改修したが、あらためてキリスト教のものにしたとある。と言われても、感じるのはムスリムのすばらしさだ。周辺の遺跡を歩いてみる、整備(ローマ庭園)盛んだから、数年後来るとまた違う印象になるのだろう(ムスリム前の歴史の強調)。遺跡も進化するのだ。
17:30部屋に帰り、夕食は昼と同じバーで同じように済ます。部屋でお茶、久しぶりの入浴、暖房も快適。すっかり満足して21:30就寝、いつもの旅の感じに戻る。 Hotel Maestle 泊

13・3月 5日(土) コルドバ~(マドリッド)~トレドToledo
 6:30起床、ゆっくりと荷造り、朝食は隣のホステル。散歩、旧市街を歩いてみる、路地は昔のままなのだろうか。メスキータ前で昨日会ったにご同輩にまた会う、こちらと同じ一人旅、横浜の方(お名前、住所を尋ねるが、避けてしまわれる、こちらの方が年上だった。その感性はわからなくはないが、お互い損だなぁ)。彼と別れ、もう来ることはないと、もう一度メスキータに入る8eur。よくぞ造ったものだと、あらためて感激。
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 コルドバ12:29発、マドリッド14:15着。同じ新幹線のトレド行を買って15:50発、なんと横浜の彼とまた一緒になりトレド16:23着。宿の場所が違って別れる(もっと話したかったが残念)。
 丘の町、坂道を登ってやっと広場に到着、疲れ果ててカフェで休む。近くの安ホテルは泊まる気になれず、高台の4星ホテルへ行ってみる。なんと安ホテルとほぼ同じお値段、部屋は広くて大満足、当たってみるものだ。
 一息入れて18:00外へ、中心のカテドラルまで行ってみる、商店街も賑やかで大変な人。それにしても坂の多い町だ。夕食はホテルのカフェで小皿料理(いわし、オリーブ、ハム、羊シチュー)、部屋でお茶。22:00就寝。
   Hotel Alfonso 6 泊

14・3月 6日(日) トレドToledo~マドリッドMadrid         
 7:00起床、ホテル朝食(スペインのお年寄りの食欲のすごさに感心)、チェックアウトして(荷物をあずけて)出発。
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1)ユダヤ教会2つ・どちらもイスラムの影響、天井細工やアーチが見事。
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2)美術館2つ(ポスターを見て行ったのは来週からで残念)。3)眺めを売る教会の塔へ、ドイツの一団が来て写真を撮りあう。
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4)カテドラル(日曜は2時から)スペインカトリックの総本山、豪華絢爛。5)イスラム時代のアルカサル(要塞)は閉館中。
16:00遅い昼食(2皿の定食にデザート12eur、満足。バスで駅へ。17:25発~17:58やっとマドリッドに到着。地下鉄で予約のホテルへ(街の真ん中、表通りに面した豪華ダブルベッドの部屋、笑ってしまう)。夕食はホテルのバーでタパス料理。部屋でお茶。ノートの整理など。疲れて21:30就寝。  Hotel Regina1泊

15・3月 7日(月) マドリッドMadrid
 7:30起床、10:00出発、まず町の感じを知ろうと歩いてみる。プエルタ・デル・ソル(太陽の門広場)、マヨール広場、王宮、モンターニャ公園(エジプト神殿)、スペイン広場(ドンキホーテ像)、グラン・ピア通り(スタバで一服)、もう12:30。すっかり疲れて、午後はホテル周辺。昼食まずく失敗。地下鉄10回券、切手の購入。
音楽会予定がわかっただけの、よくわからない一日だった。22:30就寝。       Hotel Regina 2泊

16・3月 8日(火) マドリッド
7:30起床。朝食。9:00出発、歩いてプラド美術館へ。
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すでに大変な人、日本人も多い、先生に連れられた学生さんの一団など、8eur。まっすぐにゴヤに。やはり別格の扱い、置かれている作品も代表作ばかり。黒い絵は下の階に展示するなど配慮にも感心する。カフェで休むなどして、14:00近くまでいる(感じたことは別記に)。
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ホテル近くのもうひとつのゴヤ展へ、あまり感心せず。遅い昼食を市場で(ここは観光客用の食堂だ)。
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地下鉄GOYA駅へ、ゴヤ通りがあり銅像もある(ちょっとした商店街で、すっかり気に入る)。
ホテルに帰り、17:30出発。国立音楽堂へ(ほとんど毎日演奏会がある)、チケットを購入37eur。モンテカルロ響演奏会、指揮ネーメ・ヤルビ。オケと指揮者は一体になっていて、なんとも粋なシンフォニー。弦には肩で指揮したりして。休憩後のプログラムはガーシュイン・パリのアメリカ人、ラベル・ダフニスとクロエ。選曲からアンコールのやり方までお見事。幸せな気分で帰る22:00。お茶をして就寝23:00。 Hotel Regina 3泊

17・3月 9日(水) マドリッド
7:30起床、朝食、9:15出発。ソフィア王妃芸術センターへ、
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ピカソ・ゲルニカを見るのが目的(一度日本で見た記憶がある)やはりゴヤと比べてしまう。現代絵画は申し訳ないけどパス。ショップにロスコの絵はがきが多いので気付かなかったと尋ねると、今は1枚だけの展示という(残念)。
途中CaixaForumという建築に足を止める。
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植物の巨大な壁、一方にオーバーハングした石のビル、上部は穴あき鉄板。見ている一団に建築家の名を聞くがわからなかった(後で美術館だったと知る)。
国立装飾美術館、建物はよかったが期待外れ。疲れて公園を望むカフェで一休み。昼食はGoyaの町のレストラン、誰もいなかったのが、14:30サラリーマンで一杯になる。昼食時間がとても遅いようだ。
旅も今日で終わりだが、お土産にしたいものが何もない。デパートでお菓子など、本屋でクッキングブック。疲れて部屋に帰る。旅の最後というのに、なんという日だ。それでも何とか荷造り。   Hotel Regina 4泊

18・3月 10日(木)マドリッド  
 7:00起床、7:30チェックアウト。地下鉄で空港へ(2回乗り換え・遠距離)、出口でもう1eur払う。
空港で、パスポートを入れることで、手続きはすべて自動。搭乗券まで印刷して出てくる。可能なことはわかるが感心する。やっと朝食。アムステルダム便はもう日本人が多い。
アムステルダム、もう搭乗が始まっているようで、急いで搭乗口。すぐに出発。隣は2人でイタリアを回ったという就職前の女学生。窓際は、トランジットでニューカレドニアに行くというフランスの女性。こちらのブロークンな喋りを彼女が翻訳してくれて、フランス人が答えるという図式、もう少しきちんと話さないといかんと、ちょっと反省する。
KLMオランダ航空  KL1700  10:15 マドリッド ( ターミナル 2)~12:55 アムステルダム
KL867   14:00 アムステルダム~3月11日 09:10 大阪 (関西国際空港)

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