旅をしている人
田原 晋

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旅への思い

半年の有効期限を残して旅券を更新、少し迷ったがやはり10年の有効期間にしました。使い切るかはともかく5年は使うだろうという訳です。前のものは定年後ほぼ年に2回のペースで出掛けて、白紙のページがほとんどないほどに使いました。ビザはインド3回、ベトナム、ブータン、カンボジア、ラオス、ミャンマー、イエメンとあって、これがページを大きく使っています。必要な国も減りつつあるから、おそらく今回は使い切ることはないと思います。
新しい旅券はICチップがついています。これで日本人の旅券を狙う事件は少なくなったに違いありません。以前マドリッドでは白昼の羽交い絞め強奪事件が頻発して行くのを止めたことがありました、ですから今回スタートした地中海の旅の最後はマドリッドになる筈です。

ところでその新しい旅券を使う最初の旅は、中国の湖南省。7月の終わりに1週間ほど行きます。関西日中交流懇親会という少数民族の教育の支援をしているグループに参加して、省の西部の桑植県、永順県など少数民族の村を訪ねます。観光地ではなく、こういう機会でないと訪ねることのない場所です。今回の地震はまぬがれた地域ですが、開発の遅れた農村地帯、その現実を見ることになります。最後に1日だけ伝統的な建物の残る鳳凰という町も見られるとのこと、それも楽しみです。
もう数年前ですが古い友人から写真展の案内があり、それをのぞきに行ったのが最初、子どもたちの表情に魅入られて会に参加しました。活動の中に決められた子の学費を出すというのがあり、小学生時から高校卒業まで面倒をみていて、その子を訪ねる旅をしている。これまでは時期的に参加できなかったのですが、今回は行くことができます。といってこちらには小学生から面倒を見るだけの残り時間があるか自信がないので、高校生の応援にしました。3年ならだいじょうぶだろうと勝手に考えています。
さてどんな方がいてどんな旅になるのか、まるでわからない。7月5日に説明会があるとのことで、先ずそこへ行くことからスタートします。どういうことになりますか。

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