旅をしている人
田原 晋

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イタリー(シシリー島)~チュニジア0902~03

  さて出発が近くなりました。18日。最初の行く先はイタリア半島のつま先の町・レッジョ・ディ・カラーブリアにしました。そこからフェリーでシシリア島に渡る、こうすることで昨年の旅(アドリア海ぐるりとナポリ周辺)とつながる、変なこだわりですが旅ってそういうものだと思うのです。ローマ乗り換えで到着は深夜になるのでタクシーでホテルに直行します。
ホテルはガイド本で調べ、予約フォーマットに従って英文でファックスを入れました。すぐ返事があって、こちらの出したそれにハンコがひとつとサインがあるだけ。OKのつもりだろうとうれしくなりました。たぶん相手は英語が話せないのでしょう。到着して、こちらも英語が話せないことがわかると、きっとホッとなさるに違いない。喋れない同士の連帯感というのがあるのです。あ、楽しい旅になりそうだとうれしくなっています、こういうことも「喋れない旅のだいご味」です。

あ、それから「地中海 第1巻」なんとか読み終えました。600ページ、読みながら次々に忘れていきましたが、それでも続いたのはやはり内容の面白さです。よくもまぁ、こんなに書くことがあるのだと感心しながら、確かに地中海という地域を見る目が少しは変わったなぁと思っています。第2巻以降は、帰ってからのお楽しみということになります。
地中海は中央で2つに分断されている、本の中で最初に指摘のあった場所を今回は旅することになります。アフリカ(マグレブ)がどんなに近いか、それを実感できるのが、いちばんの価値でしょう。出発は18日帰って来るのは3月17日ちょうど4週間の旅です。航空券は変更できないフィックス、たぶん最後の数日は(いつもと同じく)時間をもてあまして帰りたくて仕方がないことになるでしょうが、値段が安いのだから仕方ありません。ということで明日からぼちぼちと荷物つくりです。

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