これも旅遊び・高松
2010年3月22日
いえほんの1泊ですが昔の仲間とクラス会を、高松でしました。
泊まったのは、庵治(あじ)温泉の観光ホテル。温泉のお湯の良さはわからなかったけれど、海のすぐ傍、部屋からも浴室露天風呂からもすぐ前に海が見えて、とてもすばらしい。食事もおいしく、また来たくなりました。
訪ねたのは、四国村・四国の民家を集めた大きくない野外博物館。民家そのものももちろんいいのですが、彫刻家の流政之さんが参画しているためか、民家の配置というか修景がステキでとても気に入っています。でも入り口にあった昔ながらのうどん屋さんがなくなっていました、この讃岐うどん人気の時代なのに。
また、近くにはアメリカで大変注目された家具作家、ジョージ・ナカシマ記念館もあって、こちらも楽しい。購入できることも知りました。
翌日は、イサム・ノグチ野外博物館。事前にハガキを出して予約するのですが、学芸員さんの説明があって、2100円の入場料を高いとは思わないほどにすばらしい。10年前は確か誰もいなくて勝手に動きまわったのですが、若い人や外国の方も多くすっかり国際的になっていました。ただ、写真を一切撮ってはいけないと言う。作品はともかく、作業場所であった白壁の建物や石を積み上げた塀、屋島の平らな山と反対にあるのこぎりの山の眺めを取り入れた場所、菜の花が咲き柳の新芽が美しい風景すら撮ることができない。これはいささか横暴で、何より国際標準のマナーに反している。それはおかしいと学芸員さんに言ったけれど、聞く耳を持たれただろうか?
と書いて気づくのですが、四国の屋島とその東側あたりは、眺めというかただぼんやりとする場所として最高なのですね。陽が射すと眺めはさらにやわらかくなって、のたりのたりという気分になります。7月から、対岸の直島など7つの島をむすんで「瀬戸内国際芸術祭2010」が開かれることになっていますが、この楽しもを加えることができればさらに素敵でしょうね。