建築を見る旅
2010年10月17日
いよいよ明日出発です。建築を見る旅、最初に考えた行程とそんなに変わりませんが、ベネティアからローザンヌに行くことにしました。SANAA設計の大学の教育センターがこの2月に完成していて、写真で見るととても魅力的です。また彼らの書籍を読んでいると、設計のスタートを機能や形体ではなく、関係を考えるところから始めるとのことで、これは見ておかねばならないと思いました。
現在目立っている新しいトラブルは、国家とか家庭などこれまではそこにまかしておくべきで、外部の者は触らない方がいいと思われていたところで起こっています。どうもそこでの国民や家族という人の関係がうまくいかなくなっているようです。
両者はまるで違う問題ですが、なぜSANAAが関係を考えるところから設計を考えることにしたのか、見てもたぶんわからないと思いますが、行ってみることにしました。何より建築は,機能から考えるべきだと教育された時代が、また形体から考えられるようになって、さらに新しい地平へと変化している、その現実を見ることができるのではないかと、楽しみにしています。
といって今回は都会や観光地ばかりで、途中で逃げ出したくなるかもしれませんが。ともかく、行って参ります。帰るのは11月6日の予定です。