旅をしている人
田原 晋

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旅遊びの合間

 昨夜、誘われるままある会合で「私の旅について」話をしました。写真は使わず、プリントと話だけという会合。1時間と少し話をして、あと1時間と少し皆さんとお話をするという会。なんとか楽しんでいただき、いい旅をしているねと言われて、こちらもうれしくなりました。
 また女性の方で、ツアーに参加しているけれど、最後の都市で皆さんと別れてあと3日ほど一人で過ごして帰るようにしている方がいらっしゃって、こちらもとてもうれしくなりました。
 この話を、旅行会社の説明会の片隅でできたらいいのに、それは無理ですねなどと、話がはずみました。

 以下が、こちらが話した内容のレジュメです
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こちらが実践している・中高年「ひとり旅」

1. 普通のホテルに泊まって行く旅。
・ひとり旅=バックパッカー=寝袋=安宿 というのも間違いではないだろうか。
・生活のレベルを変えない。1万円前後、贅沢はしないが貧乏にもならない。
古いさびれたホテルは好きだが、狭いいかにも経済優先のビジネスホテルは嫌い(後述)

2. 途中でスケジュールが変わる、行く先も変わる。予定変更こそが、旅の醍醐味。
カフェで半日過ごしてしまう。気に入ったからもう1泊、教えてもらった場所へ行ってみる。
教える人の熱意真剣さに、聞かねば申し訳ないという気分。
(尋ねると、国や都市を代表した気分で教えてくださる。その気分は理解できる)
(ブタベスト・列車の中で女性の紹介・お墓)(ラオス・誘われて1泊の奥地へのボートツアー)
(チュニジア・学生さん達に不便で行くつもりのなかった遺跡をすすめられ~)

3. 土地の人の方が多い、ローカル列車やバスで行く。(一日の移動時間は、2~3時間が理想)
  土地の人と微笑をかわす、わからない言葉で話をする。(ヴェトナム、インドでは楽しい)
下手な英語でも単語を並べれば何とかなる。
若者が急速にうまくなっている。(逆に下手なのを謝ってくれて恐縮することが多い)
・次の都市に4時までには着いて、ホテルを探す時間を確保する。
・夜行列車や船はなるべく使わない。仕方がない時はベッドを確保して行く。無理はしない。

4. 荷物は期間に関係なく、自分で網棚にのせることができる大きさ。

5. つまり国内を旅するのと同じように、世界を訪ねる。
国内旅行を個人でする方なら、世界だって同じと思うのだが。言葉を理由にあきらめておられる?
(最近は国内もツアーが多くなっている。逆に海外ツアーも個人意識が強くなっているようだ)
* テレビ番組)関口知宏さん・中国列車旅行。こちらの旅と似ていて悔しい。が彼はテレビのスタッフを連れている。(そのためかレシピ・行程表がない・マネを拒否している)~この番組は終了。
* 現在放映中に「世界街歩き」という番組がある。ひとつの(小さな町を、朝から夕刻まで歩き回る)カメラが歩行者になって行く、現地の人が話をする。タレントさんは番組作成時に参加、現地には行かない(それだけ安く制作できるようだ)・どんな言葉を入れるかで、番組の品格が変わる。同じものを見ても、まるで違う反応になる。我ながらよく行っていると思う)

6.長さは約20日、3週間になっている。この長さだと、光熱費など、留守宅の維持費が大きく違ってくる。それの部分も、旅の費用として計算すると、航空券は別にして、現地交通費、ホテル代、食費が、場所にもよるが日本の生活費で賄うことができる。
 ・中欧、・アジア、・インドはほぼそのラインで賄える。ヨーロッパの大都市、北欧は、それでは無理だが、一応その額を標準にしている。このところの円高はありがたい。
*何より長さが、スケジュールを自由にしてくれる。若い人のフリー旅は期間が短く、盛り沢山で結局フリーが何もできない、ツアーと同じ予定になっているようだ。

7.ホテルは到着してから探す(ただし、到着の遅い最初の日と、出発の日は予約する)。
ヨーロッパではトラヴェルインフォーメーション(iのマーク)が整備されていて、必ず町の中心部や駅にある。そこで紹介してもらうか、リストをもらって自分で探す(荷物を預かってもらう)。*それぞれ町の流儀があるようだ。ともかく明るいうちに着く必要がある。
こちらは、平均して3つ星(100ユーロ、100ドル、1万円以下)。つまり国内を旅行する時と同じ感覚です。旅行だからと生活のレベルを変えないのが、長持ちする理由だと思います。
探すポイントは、新しくないもの、清潔は望みますが、古い建物を大切に使っているのが理想です。理由は部屋が広く、天井が高い。
また1~4星の間で選び、変化させることが、また楽しい。・公園脇の部屋を指定、眺め重視。
失敗もある。シャワー付きだと安心したら、トイレがなかった。窓がまったくない部屋。
*駅構内で話しかけられて、民宿を利用したこともある。貴重な経験だと思う。
もちろん誘う相手をよく見る。中年男性、母親が都心にひとり住む。そこを貸す例が多い。朝食楽しい。
・プラハ、中心広場からすぐのアパート、鍵が5つ。・ワルシャワ、共産時代開発の高層アパート。
・スプリット、クロアチア旧都。100年以上はたっている石造長屋、家族の傍だが生活望めた。

*ただしインターネット社会になって、ネット予約が簡単にできるので、予約客が増えてきた。いよいよパソコン持参が必要になると思っている。
8.もうひとつ、駅構内に鉄道の案内所インフォーメーション(iのマーク)があって、こちらは次の町と出発したい日時を言うと、時刻表を打ち出してくれる。ここで、チケットを買うことができる場合もある。曜日がとても重要だ~それで違う場合が多い。

9.食事について、
先方に合わすのが快適かなと思ったりするが(例えばイタリアでは、昼食がメイン)、結構大変。
抜け道)・国立美術館の食堂は一般的にすばらしい。昼食はここで済ますのを最初から予定する。ただし混むのを避けて早く行く。
・ショッピングセンターの食堂街、(その国の現在の平均的食事を楽しむことができる。例・西宮ガーデン、シンガポール、北京でも)
・また最近ショッピングセンターは有名建築家の作品も多い。シンガポール・伊東豊雄、ウィーン・ザハハディッド、ベルン・リべスキンド。

10.私のブログは、旅のレシピだと思っている。だから金額も所要時間もきちんと書く。
   自分も行こうと思われた時の参考になるように、配慮したつもり。
ブログを作る前は、写真のような小冊子を作って配っていました。
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 (最近、友人がそれを1冊にファイルしてくれて、感激しました)

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