旅をしている人
田原 晋

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四川でまた大地震

2013年4月23日

旅遊びの合間

130422

四川でまた大地震

四川でまた大地震が発生した。震度7とのことだから災害は発表される数字とは大きく違うだろうと思ってしまう。死者は千をはるかに超えるのではないだろうか。また世界中からの援助の申し出を断っているが、足りているということと同時に、災害地に行ってもらうことができないのではないだろうか。

と思っていたら、朝日22日朝刊の1面トップに橋のこちらの土砂くずれの場所を歩いている人の写真が掲載されている。あ、やはりまったく同じだと09年秋の風景を思い出した。新聞の写真には写っていないが、この川の両岸はたぶん2~300mはある切り立った山だ。道を修復することは新たな土砂崩れを誘うことになるので、余震を怖れながらこのように歩くしかないのだろう。ヘリコプターを飛ばすには被災地にどれだけ平地があるかにかかる。そこからまた、写真のような山道があるだろう。各国の援助隊が2次被害に会う可能性があるから、来て欲しくても断らざるを得ないというのがたぶん真実だろう。

08年に四川大地震があった。その1年後その場所をバスで通ったのだが、対岸に土砂崩れで埋まったままの道路が放置されていて、今走っている道は震災後に新設されたものだと気付いた。もし今地震が来たら対岸のようになるだろう、確実なことは地震の前には、こちら側の方が道路を作るには条件が悪かったに違いない。でもそうする以外に道を確保することができない。とすれば地震がないことを祈る意外に方法はない。

中国の自然は、日本の常識をすべて越えている。そう思った方がいい。

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