旅をしている人
田原 晋

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旅遊びの合間

[ページ開設だから特別のレポート・2 ]生活を、どうしようと思っているのだろう?

 

レポート・1で紹介した新しい?傾向はすでに庶民の手の届く場所でも始まっているようで、スタートした大阪駅北のフロントには、先端技術の展示場とのこと。でもそこに繰り広げられる世界は、テレビで見るかぎり、現在の私たちの生活とどこか違っているような気がする。こちらの生活が時代遅れなのはわかるが、私の生活をどう伸ばしてもそこにはつながりそうにない。いや、つながりたくない。

 

例えば、そこで作られている野菜はどう見てもおいしいとは思えない。それは2流の代替品の野菜なのに、誰もそう思っていないようだ。

またショウルームで展示されている家電製品の対象は変わらず専業主婦で、ネットの利用とかで人とのつながりを拒否する機能が満載されているのに、それを変だと思う人もいないようだ。その住まいも15年後40年後~の変化を考えると、いま何とかしたいいえ何とかせざるを得ないと苦闘されている新しい傾向やスタイルがほとんど入ってくると思うのに、もったいないことだ。

言ってしまえば、普通の人が過ごしている毎日の生活を、知ろうともしない人の発想のようだ。生活がどうなるのがいいか、どうしたいか、そちらから考える姿勢が感じられない。

そこにそびえるほとんどが空いたままになるビルは、野菜工場になることが期待されているのだろうか。専門家という職種の人がお考えになることが、どうもわからない。

 

そんな時、朝日のトップ記事で、ユニクロの柳井会長が正社員の給料を世界統一にしていくとの発言。でもそのどこにも、「そもそも給料は何のためにあるのか~最低どれだけなければ生活できないのではないか」というような発想は皆無であった。記者の人にせめて「人は何のために働くのか」と尋ねて欲しかった。

 

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