旅をしている人
田原 晋

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本の旅

[3日もあれば世界旅行 吉田友和  光文社新書]を読んだ。

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働きながら上手に海外を旅する「週末海外」という3日または4日もあれば海外旅行を楽しめるという提案。ご自身の経験から語られているので、とても説得力があるし、これはとてもいい提案だと感心した。彼は1976年生まれ、こちらの息子の年代だ。

たっぷり時間のある定年のこちらから見ればなんと慌ただしいと思うけれど、ともかく気軽に海外旅行を楽しむことはいいことだし、これが増えることは、長く変わらないこの国のサラリーマンのライフスタイルに変化を与えることになるに違いない。

とはいえ読んでいて、ただ海外に行くことだけが目的のマニアかとちょっと心配になったけれど、現地でマラソンをなさったり植物園を訪ねたりと、しっかり旅をなさっている。だからきっと、予定を決めないで旅をする良さもまたご理解いただけるだろうと思っている。

 

こちらも、早速にそこでご紹介いただいているいくつかのソフトをトライするつもりだ。それにしても、ただ旅をするだけのために、これだけのノウハウが必要というのも、時代は変わったものだ。

 

 

 

つい最近、内田樹さんが朝日新聞に長文の寄稿をなさった(2013年5月8日大阪版)。何時もシャイな発言をなさる氏が、これだけの長い文章をわざわざ投稿なさっということは、これは、どうしても伝えたいと思われたことに違いないが、それは「この国が、資本(企業利益)と言う国を越えたものに売られようとしている」というもので、ほとんど方にはその真意は伝わらなかったのではないかと思うのだが~。

旅をこのようにノウハウづけにすることもまた、内田さんが心配なさったことのひとつなのだろうなだと、思ったりした。

 

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