旅をしている人
田原 晋

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旅遊びの合間, 旅のTシャツ

2回目は北欧のフィンランドと、海をはさんで南側にあるエストニア。 どちらも青色であること、北の国の方が明るい色なのも、なぜかうれしい。
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スオミは先住民族による呼称、書体はデザイナーによるものだろうがすっかり定着している。そう言えば、イタリアはローマン、スイスはヘルベチカ、イギリスはタイムスなど国によって独自の書体がある。ともかく色と文字だけというシンプルさが、さすがフィンランドだと感心させてくれる。
対してエストニアは、国旗が上から青黒白というユニークなもの、黒を使うのは珍しい。ホテルの窓から、あちこちに国旗がはためいているのが見えた。Tシャツは、それをちょっと教えてくれる。なにより、エストニアは東の国という意味なのだと気付いた。同じデザインばかりの屋台を通り過ぎ、もっと違うデザインはないかと衣料店に入ってみたが、他のデザインはなく、屋台より高い値段で売りつけられてしまった。

この2国を含め、北欧4国とバルト3国は、合唱が盛んだった。公園で見事なハーモニィの一団が練習していたし、コンサートも開催されていた。世界合唱コンクールというのもあって、出かけてみたりした。

蛇足だが、エストニアの南にあるラトビアは、国旗にえび茶色を使ったユニークな国。マーク・ロスコが生まれた国でもあると期待したのだが、それらしいTシャツはなかった。

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