旅遊びの合間・公開講座4「アンチエイジング3・お化粧と恋」
2015年2月8日
旅遊びの合間・公開講座4
「アンチエイジング3・お化粧と恋」
3回目は、手鏡を持参せよとのお達し、講師はメイクアップアーティストとある。あっ、お化粧のすすめではないか!これぞアンチエイジングに最も効果的な方法だと信じているこちらには、絶対に受けたい授業であったが、残念なことに半年前から決まっている予定と重なって、受けることができませんでした。
ですから予想ですが、女性の皆さんは日頃は絶対につけないであろう、真っ赤な口紅やアイシャドウ、つけまつ毛などをお試しになったのでしょうか。男性の皆さまはどこまでやられたのか、ぜひ拝見したかった。
いえ、あるグループ(劇団シルバームーン)に参加しているこちらは、メイクの効果をよく知っています。それは自分であって自分でないお面をかぶることですから、それはココロに大きな変化を与えます。そのことを日常的に経験されている女性は当たり前のことですが、それを思ったこともない男性にとってはビックリ仰天することに違いありません。
このことは、もっともっと取り上げていただきたいテーマであろうと思っています。
さらに、その次の4回目はもっと驚かされました。タイトルは「恋と愛」となっていて、何事かと思ったら、万葉集、百人一首、晶子、白秋から俵万智までの恋と愛を詠んだ和歌20首を解説するものでした。先生がただ一方的に解説なさるだけでしたが、これは驚くべきものでした。
ほとんど忘れている感情を、あぁ人はこのような感情を持っているということを思い出させてくれました。アンチエイジングなどという無粋な言葉はまるで使っていませんが、その効果がもっとも期待できる感情であることを、あらためて教えてというより気付かせてくださいました。
せっかくですから、その中の2首を。
・たとえば君 ガサッと落ち葉すくうように 私をさらって行ってはくれぬか
河野裕子「森のように獣のように」
・月が牽く潮は満ち潮 体重を忘れしように抱きあいたり
松平盟子「帆を張る父のように」