旅をしている人
田原 晋

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旅遊びの合間 の記事一覧

旅遊びの合間

 モロッコの砂漠で日の出を見ながら、突然「いい冥土の土産ができた」と思いました。そう思ったことに自分でびっくりしたのですが~。また、ルソン島で洞窟探検のツアーを試みた時、ひとまわり下のFさんとの体力差にガックリ。ということが重なって、もう残りは長くないと思うようになりました。
 行きたい場所に行っておかないと行けなくなる、どうしても行っておきたいところはどこだろう。その結果が、次の旅はマチュピチュということになりました。もうひとつはペトラ遺跡、これはまた近いうちに。アフリカの南部や極地は、もうあきらめています。


 といって、ひとりで行くのはとても不安。宗旨替えして、ツアーにしようかとまで思ったのですが、ここは旅の先生である写真家の小松義夫さんに相談してみました。すぐに返事があって、85才でマチュピチュに行った人がいるからだいじょうぶでしょうとのこと。
 すでに行ったFさんやIさんは、現地にツアーがあるから、それで行けば簡単だとおっしゃる。

 ということで、次回の旅は、ペルーからボリビアということになりました。出発は9月。長い飛行時間に耐えることができるか。悪名高いアメリカでの乗り換えはうまくできるか。アメリカ語もスペイン語も何を言っているのか、まるでわからないのに大丈夫か。
 何より大混雑というマチュピチュへのフライトや列車、ホテルの予約はできるのか。高度への対応ができるか。考えれば考えるほど不安は大きくなりますが、それを打ち消すために、こうやって行くぞと言いまわることにしました。

 最悪、リマまで行って、その海岸の町で20日間ほどゴロゴロしているだけでも、行かないよりは行った方がいいと思っています。行ったことのある方は、どうぞお助けください。

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次回の旅は9月です

2012年6月27日

旅遊びの合間

 なかなか決心がつかなかったのですが、やっと次の旅の計画に入っています。実行は9月の予定。別の活動が結構忙しく、その予定が決まらず、まとまった時間がとれなかったのです。
それから、後期高齢者になって、ひとつだけ変化したことがあります。それは旅の行く先、これまでは東南アジアやヨーロッパの周辺を、次から次へと進んでいたのですが、このやり方では行けない場所が出てくるのではないか。行きたい場所に行っておかないと、行けなくなる。どうしても行っておきたい場所、そこから行った方がいいと思うようになりました。

ということで、次回はマチュピチュ。でも簡単には行けそうにありません。遠いし、高地です。体力的にだいじょうぶだろうか、とても不安。宗旨替えしてツアーで行くという選択も仕方ないなとも思ったけれど、写真家の小松さんは85才の人が行ったそうだから大丈夫ですよと言ってくれるし、若い友人はなに迷っているのという感じだし、何時もチケットを手配してくれるエアーリンクの岩谷さんも積極的なので、なんとなく行こうという気分になっています。
 ま、リマまで行って、そこであきらめて帰って来るにしても、行かないよりいいだろうと思ったりしています。ともかくまるで自信はないけれど、9月に行こうとボチボチと準備しています。
 行ったことのある方は、注意事項やおすすめポイントなど、教えてください。

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旅遊びの合間

「世界ひとり旅のノウハウ番組を」

  テレビを見ていて、旅番組がますます多くなっているようだ。団塊の世代が老後を迎えて、時間に余裕のある方が多くなっているためだろう。でも、それらは「いいだろう」「こんなにいい場所があるよ」と羨ましがらせてはくれるが、その行き方についてはまるで教えてくれない。タレントさんの冒険旅行や、ひとり街歩きはあるが、肝心の行き方については口をつむいいだままだ。料理番組なら、その作り方、レシピを付けるのが常識なのに、おかしなことだ。
  結果行きたい人は、ツアーで行くことになる。それは番組で見せ、羨ましがらせたものとはまるで違う旅になる。そのことを行く人はわかっていながら、仕方ないと思っている。でも、それをあえてトライした人から見れば、それはごく簡単に誰でもができることだ。旅行会社が商売のために言うのは仕方がないが、テレビ会社とくに公共放送のNHKには、むしろ逆の方向が求められている。
  また時間のない若い人の旅では仕方がないことだろうが、最初から最後まで予定をしっかり決めて、ホテルもすべて予約して行く。これもフリー旅と呼ぶらしいが、これはツアーとほとんど同じだ。最初の夜のホテルの予約は当然だろうが、あとは歩きながら決めたいものだ。どの町に何泊するかは、行ってみないと決めようがないではないか。
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  世界をひとりで旅をするというと、喋れないから、不安でしょうと、すべての人がおっしゃる。これも誤りだ。世界は旅をしようと思うすべての人、つまり喋れない人にも開かれている。
  それを伝える番組、その決心を後押しする番組、こんな旅なら私だってできそうだと思える番組、それが求められていると思っているのだが、いかが。

  もう何年も前から同じことを思っているのだが、いっこうに実現しない。悔しいことだ。

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旅遊びの合間

 このブログで時々お名前をあげていた建築家の澤良雄さんが、突然亡くなられた。モロッコへ行く前も「壁泉」の記事を送っていただいたり、こちらの旅の相談相手の一人であった。ほんとうに残念、こちらよりはるかにお若いのに、わからないものだ。
 その葬儀に出かけて、もう会えないだろうと思っていた方にお目にかかることができたりして、ほんとうに最後までお世話になってばかりだった。ともかく、このブログの熱心な読者のお一人がいなくなったのは事実だ。
 でも、だからこそ、彼を思い出すためにも、このブログをもっと続けねばならない、そのためには何より旅を続けなければならないと、あらためて思いました。どうぞよろしくお願いします。時々、開いてやってください。
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*こちらが送っていた(ブログになる前の)紙の旅日記を、1冊に製本してくださった。

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旅遊びの合間

  キッチンの工事が終わって、レンジと魚焼のレンジが新しくなった。その下の電子レンジとオーブンがあった場所はただの棚になって、これまでレンジの横に置いていた中華鍋とフライパン、これも出しっぱなしだった炊飯器の収納にあてることにした。ちょっとは片付いた感じだが、実際は新しく購入したオーブンレンジ(電子レンジとは言わない)は、店で見たよりはるかに大きくて配膳台のほとんどを占拠してしまった。これまでのオーブントースターも使う訳だから、一気に満員状態。コーヒーやお茶をいれる道具などの置き場にも困ることになった。
  新しいオーブンレンジは、立派なクッキングガイドがついてこれまでにない食の世界が広がるとばかりに、沢山のボタンを伴ってカラフルでにぎやかだ。以前と同じ存在を消してくれるビルトイン型は約10万円。購入したこれは約2万円、はるかに安くてお得な商品になっている。だがキッチンの風景は一変してしまった。

  その整理を考えていると、この風景は日本の都市に似ているように思えてきた。それぞれのビルがてんでにデザインを競い、看板をかかげて自己を主張する。電柱は消えるどころか、新しい情報線が加わって賑やかだし、看板も忘れられることはない。技術の進歩は、必ずそれを誇示する方向へ機能する。また街路樹は何時も剪定されて、都市の賑やかさを隠すことがない。
  この国の技術は、そのようにすべてをプラスする方向で進化していく。結局のところそういう方向を私たちは望んでいるのだろう。

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