旅をしている人
田原 晋

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旅遊びの合間 の記事一覧

旅遊びの合間

 こちらが頭にきて書いたことに、友人が調べてくれました。喜べ、番組は終わってない、次の金曜にはあるから安心しろ。ありがたいことです。場所は「ホーチミン」、楽しみに待つことにします。皆さまもぜひご覧になって、こちらが感心したことをご確認ください。
 それはそうと、前回チュニジアで会った青年から、今メキシコにいますとメールが来ました。日本では大騒ぎですが、震源地の国では結構のほほんと暮らしているようです。現在のところは致死にいたる病ではなさそうですから、そういう態度もまた納得がいきます。いずれにしろ、はやく落ち着いて欲しいものです。

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旅遊びの合間

 せっかく紹介したのに、テレビ番組はなくなってしまったようです。お許しください。もう2週になるのに今日もないようです。ほんのちょっとだけの特別番組だったのか、まるで人気がなかったのか、よくわかりません。せっかくレシピ付きの番組、つまり見た人を羨望させるだけでなく次はあなたの番ですと、旅にいざなう番組だと思ったのですが、残念でした。失礼しました。

 テレビの旅はますます専門家ならではのものになって、普通の人はツアーで我慢しなさいという姿勢です。それはおかしい、そういう考え方が間違っている、と思うのですが、ますます旗色が悪いようです。このところのインフルエンザ騒動は、旅がますます危険だというイメージをふりまいています。そんなことで、この国の国際化はだいじょうぶなのでしょうか。英語を教えるより青年を数週間、単身で世界に放り出すことが何より必要だとおもうのですが、暴論でしょうか?

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旅遊びの合間

 友人に紹介されたのですが、ちょっと面白いテレビの旅番組があります。「世界街歩き」金曜22時45分~23時30分NHK総合。4月からの新番組らしいがこちらの見たのは、ドナウ川をゆくというシリーズのリンツとウィーンの2回。
「まるで歩くような新感覚紀行」という副題のとおり、歩き回る旅行者の目になって映像が動いていく。旅行者は登場せず、ただ見たものについて語るだけ。興味をひくものがあると、カメラはそこに立ち止まり近づく。旅行者は、何だろうとつぶやきそれを解説というか確認したりする。時に相手に声をかけ感想を言ったり、場合によっては付いて行ったりする。決められたストーリィはなく、偶然の出来事を大切にしながら歩いていく。時にこれではいけないと観光地に行ったり、同じ場所に帰ったりするけれど、また横道に入ってしまう。そして朝から夕方までの一日が過ぎていく。もし明日同じことをやれば、まるで違う行動になるに違いない。何を見ろとか解説をするという押し付けはまったくなく、これまでにない旅の番組だとすっかりうれしくなりました。

 それにしても、こちらの旅とよく似ている。こちらはすぐにカフェに入ったり公園のベンチに座ったりと、はるかにのろのろしていますが、過ごし方はほとんど同じ、夕方になって行こうと思っていた場所を逃していることに気付いたりします。
 でも、これは予定を決めていない旅だからできることだと、あらためて思いました。ツアーではもちろんこんなことは不可能でしょうが、自分で決めた旅行でもあらかじめ泊まるホテルを決めてしまっていると、このような勝手気ままにはなりません。その町で過ごす日数が決まっていると、行動がおのずと決まってしまい、行けなかったからもう一日滞在しようとならないからです。
 もうひとつ言葉の問題。確かに番組では相手といろいろ話をしています、当然こちらには不可能です。(考えてみると、カメラの人が、どこの国の人か年令も性別もわからない。日本語は番組制作時に入れているに違いないのですから、でもそんなことはどうでもよくなる)例えば中庭やお店をのぞき込むことは、こちらにもできます。悪意がないこと、その美しさとか見事さに興味を抱いたことや感心したことは、言葉ではなくてこちらの表情や動作で伝えることができます。番組で入り込んだ古本屋さんが元はワイン庫であったとか、その住まいの歴史を正しく理解できないにしても、その蔵書の量や広さに感激すること、中庭のお手入れの見事さにただ感動し敬服していることは伝えることができます。同じような興味を持てば、煙突掃除のおじさんの後をついて屋上に上ることも可能ではないか、半分くらいは同じような行動はできるだろうと思います。言葉より、そこに興味をもつこと、感激することが必要ですが、それは喋れなくても可能です。
 何より相手がとてもやさしい。日本の田舎のように、旅行者をあたたかく迎えてもらえる。敷地の中や建物に迷い込んでも、こちらが感動したこと悪意がないことを伝えることさえできれば、許してもらえる。人間同士という信頼感があるし、こちらが東アジアのモンゴロイドということもそれを助けてくれるように思います。

 ともかく、この番組をご覧いただいて、なるほどそういうものかと、勝手気ままな旅(旅遊び)の良さを感じてもらい、ツアーしかできないと思い込んでいらっしゃる方たちにも、もう一度トライする気持ちになっていただきたいものです。
 
 あ、もうひとつ、この番組では時々歩いた道筋が地図に表示されます。つまり同じ場所を歩くことができます。旅番組では初めてのレシピ付きです。これまでの旅番組はすごいだろうと威張るだけで、同じ旅行をどうぞという姿勢がなかった。その点でも、この番組は特別なのです。でもレシピのない料理番組は考えられないのだから、これまでがおかしいのですよね。

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旅遊びの合間

シシリー、チュニジアの旅から帰って、いまそれをまとめているところですが、最近のこの国のことについてどうしても気になることがあるので、それを書かせてください。いえ今日も千葉県知事が保守系の人になっています。

いえ、現在のこの国でいちばん緊急の問題は、子育て(出生率)若者(教育・就職)高齢者(年金・医療)環境(温暖化)への抜本的な対策でしょう。これは現在の国家の仕組みを変えなければ対応できません。現在の省庁を維持したままの縦割りの発想ではどうしようもないところまで、この国はすでに追い込まれています。
これをなんとかしようとしたら、これまでの自民党政権ではどうしようもないことはもうはっきりしています。天下りの器になっている公益?法人ひとつすらつぶすことが不可能なようですし、組織全体を考えることは結局骨抜きにされるばかりです(人事庁の設置すら)。道路財源の見直しも将来への見通しのないまま、うやむやになってしまいました(高速道路の値下げ)。
これはもう民主党政権(これまで政権に関わっていない人たち)にトライしてもらう以外に方策はないと考えていました。そこに小沢さんの問題です。
これに動いたのは、国家の組織であることに、どうしても空恐ろしさを感じてしまいます。政権が変わっていちばん影響をこうむるのは官の組織だからです。しかもそれを言及するのは、憶測に過ぎませんから誰もそれをきちんと論ずることができません。
この問題がおきて以降、自民党の民主党に対する論調はこれをチャンスとばかりに鋭いものになるかと思うと、そうはなりません。じっと民主党自身の対応を見守っているかのようです。下手に動けば、自分たちにも火の粉が飛んでくるのではないか、そんな疑心暗鬼が感じられます。事実、二階大臣に及んでいます。政治献金はすべての政治家が受けていますから、すべての人にわが身に及ばないか見守っているかのようです。それを判断するのは人ではなく組織だから、それがどう対応するのかまるで予測できない、という感じです。
新聞の報道も同じです。何か憶測を話題にすることは不可能とあきらめているかのように、民主党内の紛糾ぶりを伝えるばかりで、この問題が及ぼすことについては論評をひかえています。
ああ、やはりこの国は、いざとなると普通では考えられないことになるのか、あらためてそう思っています。かくして生きている間に、その変革が見られるかもしれないと思ったことは、やはり夢だったようです。すべてにきちんとした判断は先送りしていく、戦争にまで至った時代の発想と、戦後に選んだ政治のあり方の選択とも何ひとつ変わっていないのではないかそう感じています。

たぶんそう言うと、あ、あなた民主党応援だったの、こんなところで政治を話題にするなんて、真面目ねぇ、と思われるだけでしょうが。
そんなことより日本に帰って、公園の樹木や街路樹の元気のなさ、建物の天井の低さ、そのくせすべてが人間までつるつるに磨き上げられていることが、気になっています。
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  と、以上考えるまでもなく、これ「じじいのボヤキ」ですね。こんなことなかったら良かったのに、と言っているだけ、何の解決にもなっていない。起きたことはもうどうしようもないことだから、その上でどうするか考えるしか仕方がない。
  と思ったら、やはりさっさと辞めて、新しい党首でやり直すしかない、その方が真っ当でしょうね。と今朝の朝日では、立花隆さんがおっしゃってる、やはりその方が前向きですね。

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旅遊びの合間

「さようなら」非常勤講師
img20090201093828478 昨日が出講日の最後でしたが、教授がちゃんとおぼえてくれていて研究室に帰ると花束を渡してくださり、感激。20年以上になるとのことらしいが、実習で紙芝居を作って保育園に公演に行くなど勝手なことをやらせていただいた。教室の中の一方通行でなく、なにか相手からの反響のある授業をしたいと思ったのだが、毎年まるで違ってこちらが教えられることが多かった。その後学生たちの修了展を見て帰って来ました。

今日は「世界現代住宅全集」第1巻・アアルトのマイレア邸
 その時見てもらったのが、贈られてきたばかりの二川幸夫さんの新しい写真集。建築写真家としての50年の活動を集大成される「世界現代住宅全集」第1期25巻の第1巻、アアルトのマイレア邸。フィンランドの名建築です。
B4判見開きの大きな写真はその中に入り込んだような臨場感があって、そのまま最終ページまで引き込まれてしまいます。中には同じ場所が緑溢れる夏であったり、雪に閉じ込められていたりして、何度そこに行かれたのかと驚いてしまいます。このような写真集を手にできるとは、なんと幸せなことでしょうか。
 地図で調べてみると、ヘルシンキからはるか遠い西海岸、1回ですらとても行けそうにない場所だ。
 写真で大きさを確認してください、隣はA4判の全集それに文庫本です。今後コルビジュエのサヴォア邸やライトの落水荘などが続きます。
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