旅をしている人
田原 晋

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旅遊びの合間 の記事一覧

旅の準備・3

2010年9月11日

旅遊びの合間

  ヴェネツィアの旅、まだ時間があると思っていたら、仮押さえのつもりだったフィンランド航空の値段が高くなっていてちょっとビックリ。でも考えてみれば当然のことで、時間がたつと値段は変わるシステムなだけ。円高もあって海外旅行の人は増加しているようです。
  結局のところルフトハンザ航空で手をうつことにしました。ヨーロッパまでのフライト時間が2時間近く違うこと、乗換への待ち時間も違って到着は3時間近く違いますが、食事を含めて機内の設備はこちらの方がいいのだから、それはそれで楽しい。

  ホテルの用意もと思ってるうちに、今日11日になってしまった。明日から、中国の教育支援ツアーに出発だ、荷物づくりが遅々として進まない。

  こちらが支援している高校2年の陳新君にも会えることになっている。彼へのお土産は、結局太陽電池の計算機と4色のボールペンにした。一応デザインの良いものを選ぶ。そしておまけにカップヌードル、これも最初から変わっていない昔ながらのものにした。あらためてスーパーの棚を見ると、ずいぶん変化したものだ。中国で見かけるそれはさらに進化したデザインだった。よく売れるということ、売れることが良いことだという発想は、生活を気持ち良いものにはしないと、忘れていたことをあらためて思い出したのであります。

  ともかく行って参ります。

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旅の準備・2

2010年9月6日

旅遊びの合間

10月のヨーロッパの旅を久しぶりのアーキトラベル(建築を見る旅)だと言ったら、建築家の澤良雄さんが雑誌に書かれた「三都アールヌーボー物語」をCDに入れて送っていただいた。ブリュッセルの旅がはるかに充実したものになりそうだ、ほんとうにありがとうございます。とはいえこの町も100年がたってその建築もずいぶん少なくなっているようです。それに気付く街歩きになるとすれば、今行く意味がありそうです。
ヴェネツィアからロンシャン(コルビュジエの有名な教会がある)の途中、スイスを通過するので調べていたら、最先端の人気を妹島さん(SANA)と二分する(とくに若い人の間で)ヘルツォーク&ドムーロンがバーゼルの出身で主要作品がそこにあることがわかった。郊外の工場や倉庫が多いのですべては行けないだろうが、ともかく実物を見て何が魅力的なのかを確認できそうだ。
ということで、ミラノは(以前歩いたので)パスして直接にバーゼルに入ることにした。運良く国際列車のコースになっているようだ。観光客の多いこの列車より、安いローカル列車に乗るのが好きなのだが、時間には換えられない。と、ぼちぼちとファイルを用意しているところです。

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旅の準備・1

2010年9月4日

旅遊びの合間

カレンダーをめくって(6枚のうち、残りはもう2枚)、旅の月がスタートしました。旅の準備も本格的具体的にしなければなりません。*遅くなって失礼。相変わらずの暑さで、午後はこちらもパソコンもばてています、部屋が西向きでコッチは何時もの珈琲店か、かき氷の店に逃げ出しています。

まずは少しでも体力をつけておかねばと、朝の散歩を昔の本格コースに戻しました(渦が森の展望公園まで、往復2時間足らず)。といってまだ狂ったような暑さだから、少し早起きして、7時半の出発。緑陰の山道にたどりつくまでの道は、出勤の皆さんとすれ違ってちょっと申し訳ない。Tシャツは早速に汗まみれになってしまう。山道では小枝を振って、クモの巣を払いながら進みます。
公園でシャツを替え、河原で水を触ったりして引き上げる。以前とは30分違うためか、顔なじみの方には会わない。ツクツクボウシが鳴き、瀕死のアゲハがスローモーションで飛んでいる。休日にはキャンプの人がいたり、大型犬を水浴びさせたりしているが、話はしない。帰って水シャワーを浴びる。それでひと仕事終えたような気になるのが欠点です。


ところでヨガの教室で教えられた歩き方によると、足というのは2本に分かれたところからではなくて、もっと上の腰の部分からのようです。ほとんど動かないけれどその部分を左右交互に出すように歩くのが正しい歩き方(これを「腹を割る」と言うのだそうです)。やってみると確かに足が長くなったというか、少なくも太ももの前面が伸びて、歩幅が大きくなったような気がする。ともかく全身運動ということだけはよくわかる。チーターが走る姿とはまるで違うけれど、考えとしてはつながっているらしい。

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旅遊びの合間

 とても残念だけど、サムライジャパンは負けてしまった。PK戦まで行ったのだから、負け方としては見事なものだ。お互い並んだら体格差は歴然だから、よくやったと言うことができる。
 それにしても国中の人がこれほどに熱中することはない。街へ出て見知らぬ人と、この話題なら話しあうことができる。「ニッポン、残念だったね」と話しかけられて怒る人はいないだろう。

  2010年のサムライジャパンは、すべての人の記憶に残るに違いない。10年後20年後、この話題を年令性別に関わりなく話しあうことができる。この役目を、映画も流行歌も他のプロスポーツももう失っている。といって政治とか経済が、これほどの熱狂を呼ぶことは幸せなことではない。
  そういう意味で、彼らがしてくれたことは、今話題にされている以上にはるかに大きくて深い。貧困も自殺も多いが、この国は、とても平和なのだ。アフガニスタンもメキシコ湾も、まだはるかに遠い。

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旅遊びの合間

  行きたいけれど行く勇気のない南アフリカ、そこでのワールドカップ。こちらもジャパンを応援しているのですが徹夜はしない、というよりできない。第3戦は目を覚ましたら5時半で、テレビのチャンネルを探しているうちに終わってしまって、インタービューだけを生で聞いたという、なんともお粗末な朝でした。


  それはともかく、やはりそこに日本を見るのですね。小さな身体を補うようにちょこまかと走りまわって、逃げまわるようにパスを交換する。それをサッカーはチームスポーツであることを証明するなんて言ってみせる、そう理屈をつけないと納得できないのですね。でも結局は個人の力が強健でなければならないことを認識していて、最後に選ばれたのは接触に強い者でジャンプしても奪いあっても、負けていないのに感心する。以前はすぐにコロコロころんでいたのですよね。

  さらにその格好のいろいろなのがいかにも日本だ。金髪もくま取りヒゲもチョンマゲもいる。サムライばかりでなく、農民やサラリーマン風もいる。さすがカブキや宝塚を生んだ国だと、その伝統を思い出す。決勝まで残ったら、みんなお化粧したり、のぼり旗を背負って出場しないかなぁ。アフリカの人たちは、喜んでくれるにちがいないけれど。

  あ、サムライジャパンと言うけど、ほんとうはサラリーマンジャパンと言うほうが正しいと思っていた。でも確かに、中にサムライもいるのですね。勝利した後に「思ったより、うれしくない」とわざと言ってみせたり、どちらが蹴るか言い合ったり、点を取ると約束をしていたからパスをしたとか、こういうメンタリティを持ってしまったのが武士なのですね。

サムライは一朝一夕に生まれない。また全員がなることはできない。それは常に意識して努めていて、無意識になるまでに時間をかけねば生まれないものだ。せっかくの機会だから、そういうことまで気付いて欲しいものだ。

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